英語を覚えるなんて簡単
仮定法の使い方※もし私があなたなら・・・

「もし私があなたならそこへ行くのになぁ・・。」という現実には絶対に起こりえない話をすることがあると思います。
自分が他人になることはありえないことから、この表現は仮定法と言います。
ただ、この文を英語にすると時には1つ注意点があります。
それは時制が過去にずれるため現在のことは過去形にし、過去の仮定をする場合は過去完了形を使います。
ややこしいので文で説明します。
「もし私があなたなら学校へ行くのに。」を考えます。
この時制は現在です。現在のことは時間が一つ後ろに戻った過去形を使います。
ちなみに現在形のまま書くと「If I am you, I will go to school.」です。
時制を過去形にし仮定法にすると 「If I were you, I would go to school.」となります。
では次の文を考えてみます。
「勉強をしていたらテストに受かったのに。」という後悔をしたことがある人もいるかもしれません。
実際は勉強をしなかったのでテストに合格しなかったということですね。
ということは過去の出来事の話をしています。
過去の話はさらにもう一つ時間が戻るため、過去完了形を使います。
「If I had studied, I would have passed the test.」となります。
これは数学のように公式があり、 If+主語+動詞の過去完了形,主語+would(could,might)+have+過去分詞 という形を使います。
仮定法のイメージ
なぜこのような規則があるのかと疑問に思うかもしれませんが、仮定法とはありえないことなので現在とはかけ離れたイメージがあるため過去形を使うのです。
学校では文法の一単元として習いますが、他の文法とは少し違ったニュアンスがあることを覚えておいて下さい。